2009年7月15日水曜日

登録してくださった方へのメール④

画家からのメッセージ
デイビッド・イランより

私の友人であるジェリー・ビーダーマンが、世界中のファンたちが一つとなり、マイケルの遺産を分かち合うことができるような、マイケル・ジャクソンの肖像画を製作してくれるようにと頼んだとき、私は自分の肖像画が持ち得る影響力を完全には理解していませんでした。

私は長い間マイケルのファンでした。私も、彼のダンスの動きを真似しようとした子どもの一人であり、彼の音楽が大好きでした。しかしながら、振り返ってみると、私は彼が世界中に与えていた肯定的な影響が非常に大きかったということを分かっていませんでした。結局、私にとっては、彼は驚くべきエンターテーナーに過ぎなかったのです。

私の絵画は点画と呼ばれる技術で、点だけを使って製作されます。何百万の手書きの点が私のキャンバス上で一緒になって像を形作ります。2年前、私は自分の絵画の中にあるそれぞれの点が実在する人物と結びつくという考えに思い当たりました。世界中の人々が私のプロジェクトに参加し、一人ひとりが自分の名前で肖像画に点を入れています。

マイケルが亡くなったと聞いて数時間も経たないうちに、ジェリーは私に、全ての点がマイケル・ジャクソン・ファンを象徴する、彼に捧げる肖像画を描いてくれないかと連絡をしてきました。私はそのアイディアを気に入りました。しかし、肖像画を完成させるためには何百万という点が必要なので、私はジェリーに挑戦をしました。それは、他のファンの人たちが続くしるしとして、支援を表明する最初の25万人を集めるというものでした。私はファンが願うときにだけ、このトリビュートをしたいと思いました。ジェリーはホームページを作り、ファンが肖像画に投票できるようにしました。ジェリーへの挑戦として始めたことが、最終的には、私の人生を変え、目を開かせる経験となったのです。

最初の4日の間に、何千というファンが「はい」に投票しました。さらに多くの何千人が熱意を表し、毎日支援をしており、そのときから人数が増え続けています。最も感動的なのは、ファンの数だけでなく、彼らがどこから来ているかということです。80カ国以上の国から人々は投票しており、さらに他の国からも毎日投票されています。

その国において、どのような紛争があり、困難があろうとも、人々は時間を取ってパソコンの前に座り、このトリビュートを支える者の数に入ると表明しているのです。この経験を通して、私はマイケルは本当に世界を変えていたのだと、はっきり分かりました。この星のあらゆる場所の人々が彼を愛していました。彼はただの「最高のエンターテーナー」ではありませんでした。彼は自分に与えられた賜物を上手に用いて、人々を一つにした人物だったのです。

この数日間に、マイケルのファンはこの肖像画について広めるために非常に労苦しています。私は10カ国語以上の言葉で書かれたメッセージを読みました。間もなく、この肖像画を始めるために必要なファンが集まることでしょう。

私はこのプロジェクトの意味と大きさを充分に理解したことを皆さんに知っていただきたいと思います。私がキャンバスに配置する全ての点一つ一つの背後には、マイケルを愛し、彼の死を悼むファンがいます。マイケルの肖像画が、ファンを表す点で作られているというのは、とてもふさわしいことです。マイケルは、ファンたちが彼を愛し、尊敬しているように、ファンを愛し、尊敬していました。私はファンの皆さんを再び結びつけるお手伝いをできることを誇りに思います。しかし、私は道具に過ぎません。私は人々がこのプロジェクトに参加したときにだけ点を書き加えます。ですから、本当の意味でこの肖像画を作っているのは、進み出てくださるファンの皆さんなのです。マイケルがマイケルでいることができたのは皆さんが集まって来たからであり、今、みなさんが集まって来ていることで、マイケルの肖像ができるのです。

私はこの肖像画を、マイケル自身だけでなく、マイケルのファンに捧げるものと見ています。私は、この愛と平和の人は自身が褒め称えられることではなく、私たち全てが互いを褒め合うことを望んでいると信じています。人々が互いの違いなど忘れて一緒に集うこと、それは、マイケルが生涯をかけて働きかけていたことです。彼は生きている間、私たち全てを一緒に集めました。そして今は、私たち全てが、彼のために集まるチャンスなのです。私たちは違う言語を話しているかもしれませんし、全ての面で同じ意見を持っているわけではないかもしれません。しかし私は、マイケル・ジャクソンの肖像の全ての点が同じ一つの家族の一員であると考えます。私たちはみんな、少なくとも一つのことで一致しています。そしてそれは、この世界をより良い場所にするための素晴らしいスタートなのです。

デイビッド・イラン

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