2009年8月12日水曜日

Examiner.comのインタビュー

7月26日、ニュースサイトExaminer.comに、デイビッド・イランさんのインタビューが載りました!インタビューアーのカトリーナさんに許可をいただいたので、全文日本語訳を掲載します!!

オリジナルのページはこちら↓
http://www.examiner.com/x-704-Pop-Media-Examiner~y2009m7d26-Support-the-Michael-Jackson-tribute-portrait-An-interview-with-artist-David-Ilan

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カトリーナ=キャセイ・ホイーラーによるデイビッド・イランへのインタビュー

2009年6月25日、世界は理解不可能なニュースに呆然とした―ポップの帝王が亡くなったのだ。マイケル・ジャクソンの音楽は私たち全ての人生のサウンドラックであった。マイケル・ジャクソンが「スーパースター」から「不滅の伝説」となったという事実を世界が受け入れるには、非常に大きな悲しみが伴う。マイケルはただ歌とダンスにおいて完璧なパフォーマンスをすることは可能だということを示しただけでなく、私たちは皆で「世界を癒し、より良い場所にする」ことができると信じさせてくれた。彼は地球上を歩いた史上最大のアイコンであり、彼の才能に見合うものはその人道主義的な生き方のみであった。この世界は彼が生きていたということだけで、すでにより良い場所である。彼は世界中の数え切れない人々をインスパイアし続けている。もちろん、彼が亡くなったことでファンたちは揺らいでいる。しかし、ここに深い悲しみの大波の中にあっていくらかの元気を広めるに違いない、わくわくするような新しいプロジェクトがある。画家のデイビッド・イランがエミー賞受賞候補でもあったテレビ番組の制作/企画者でありベストセラー本も出版したジェリー・ビーダーマン、そしてMJファンクラブと協力してサポートジャクソンポートレートというウェブサイトを立ち上げ、何百万というファンが参加できる双方向的なマイケル・ジャクソンの肖像画の実を結ぶことによって感謝と敬意を表すことを望んでいる。

何百万の手書きの点で構成されるマイケル・ジャクソン氏の肖像画に、自分の名前における無料の点を得ることで、何百万のファンがジャクソン氏の遺産の一部となることができるように招かれている。誰かが登録をしなければ点は描かれず、ポップの帝王の肖像画を描くには少なくとも百万の点(ファン)が必要だ。そして、ここにはさらに何百万の人々が参加することがでるのだ。"We Are The World”の責任者であったケン・クラーゲン、ロブソン・ファミリー(ジョイ、ウェイド、チャンタル)、”Man In The Mirror”のビデオの創作/監督/制作をしたドン・ウィルソンもこのトリビュートの企画者を支援している。収益は、メイク・ア・ウィッシュ基金などの、マイケルにとって大切であったいくつかのチャリティー団体に贈られる予定だ。デイビッドがキャンバスに配置する全ての手描きの点は実在する人を表している。150カ国以上の人々がデイビッドのプロジェクトに参加した。全てのマイケル・ジャクソンのファンが無料の手描きの点を自分の名前において肖像画に加えてもらうことができるのだ。マイケル・ジャクソン・トリビュート・ポートレートは、世界最大のマイケル・ジャクソンのファンクラブであり、ジャクソン氏自身もサポートしていたマイケル・ジャクソン・ファン・クラブ(http://www.mjfanclub.net/)と提携している。

もし25万人のファンがマイケル・ジャクソン・ポートレートのプロジェクトに賛成票を投じれば、絵画の制作が開始される。無料の点に登録することのできるウェブサイトが立ち上がる予定。登録した人は自分の点にメッセージを添付することもできる。誰かが登録する度に、その人の名前において点が作品に描かれるのだ。登録した人は肖像画が完成に向けて進化する様子をウェブ上で見ることができ、メッセージを読むこともできるようになっている。

現時点で、10万人のファンがこのプロジェクトに登録している。しかし絵画を完成させるためには少なくとも百万人のファンが必要である。本当に特別なこのプロジェクトの一部となるために、知る限りのMJファンに登録するように必ず伝えることを忘れずに。

デイビッド・イランは彼の芸術活動について次のように述べている:

全ての人が平等に創造されているように、全ての点は平等に描かれます。点はすべて同じ大きさで、一つ一つが肖像画を完成させるために必要不可欠です。それぞれの点はそれぞれに、その人のストーリーを語っていますが、点が一緒になって働くとき、それが絵画の形作られるときであり、目的が達成されるときです。最も重要なことは、人々が絵画を創作するために一緒に働いているということなのです。参加している人たちは、自分がグループの一部であると―参加することによって、何か大切なことをしていると―感じることができるのです。つまり、そのとき、彼らは一人で立っているよりも大きなものの一部となっているのです。このことによって、人々は絵画の中で大切な、必要な存在であると知って、ある種の強さを持つことができるのです。私は人々が(無料で)参加するまで点を描き加えません。全ての点には誰かの名前があり、もしその人が参加しないのなら、点は加えられません。

デイビッド・イランは世界中のファンたちをわくわくさせるに違いないこの大切なプロジェクトについてExaminerと話す時間を取り、ファンたちにマイケル・ジャクソンへのサポートを表明するための方法を提供してくれた。

カトリーナ-キャセイ・ホイーラー:あなたは沢山の著名人の肖像画を手がけているけれど、マイケル・ジャクソンが亡くなる前に彼の肖像画を描こうと思ったことはある?

デイビッド・イラン:マイケル・ジャクソンが亡くなった後、彼が世界にどのようなインパクトを与えていたかということは明白だった。彼は本当に世界をより良い場所にしようとしていたね。以前、私の家の前にリムジンが止まっているのを見たんだけど、後で誰かがそれはマイケル・ジャクソンだったと教えてくれたことを覚えているよ。知っていれば彼にアプローチしたのに、って思ってる。

KW:どのようにしたらこのプロジェクトは実現するの?このプロジェクトが始まるためには何が必要?

DI:基本的に、私は少なくとも25万人のファンが確実にこのプロジェクトに登録しているということが必要だと思っているんだ。もしそれだけの数のファンがいれば、もっと多くの人たちを引き付けることができると思う。このプロジェクトは何億というファンが参加できる可能性を持っているんだ。私はこのことができることを誇りに思っているよ。彼には何十億というファンがいたから、これはファンたちにこのトリビュートの一部になることができると知ってもらえば良いことだと思っているよ。ここまで多くの人々が登録したという成功はファンたちと口コミによるものなんだ。これがこのプロジェクトに関して私が受けている最初のインタビューだから、このニュースを広めるためにメディアに関わってもらうことも必要だと思っているよ。

本当にびっくりするのは、世界中から注がれている愛なんだ。MJが数え切れないほど多くの人々にインパクトを与えていたことを知るのは驚くべきことだよ。もう一つびっくりするのは、これまでにこのプロジェクトに登録した中で人数に関して4番目に多かった国がイランだったってことだ。あれだけの紛争がある国にいながら、ひたむきなファンたちは―多くの制限があるにもかかわらず―インターネットが繋がっている場所に行ってこのプロジェクトに登録する方法を見つけたというのは、とても美しいことだと思う。マイケルは世界平和についての歌を歌うことによってとても大きな感化を与え、イランやイラクのような国の人々、彼らは平和を熱烈に想っており、マイケルを熱烈に想っているのです。彼はダンサーやエンターテイナーをはるかに超える存在だった。このような反応を世界中に起こさせるのは、マイケルに何か特別なものがあるからだと思うよ。

<彼の進行中の作品の前でマリア・シュリバーと一緒に写真に写っているデイビッド・イランの写真>

KW:彼は非常に慈善的でもあったことは確かよね。実際、歴史上最も慈善的であったポップスターとしての記録を持っているし。

DI:まさにその通り。どのような慈善活動が関わっているか、詳しく言うことはできないのけど、彼は殆ど誰も知らないような慈善団体にも多くのお金を、しかも匿名で寄付していたそうだね。彼は認められたかったわけではなかったよ。彼が寄付をしていたということも知られたくなかった、ただ人々を助けたかっただけなんだ。彼はそこにいるだけでとてつもない力を持っていた。彼が何かの目的で手助けをしたいと思ったら、ショーにに現れるだけでよかったんだ。

KW:彼が亡くなってから、世界中から注がれる愛に驚いた?

DI:世界中の人たちから本当に沢山のメールを受け取って、私たちは本当に嬉しく思っているよ。これらの人たちはこのプロジェクトの一部になることに本当にわくわくしている。全ての人がマイケルに何らかの形で奮い立たされているよ。その話を読むのは素晴らしいことだね。また私たちは霊感があると信じている人たちからもメールをもらったんだ。彼らはマイケルの幻を見たと言うんだよ。このようなことを信じるかどうかということは不適切かもしれないけれど、言いたいことは、これは彼が持っていたインパクトのもう一つのちょうど良い例だということだ―彼のインパクトはそれほどのもので、彼に一度も会ったことのない人たちも喪失感を感じているんだ。この期間に至る所のファンたちの愛と支援を見ることは実に感動的だよ。こう言うのはありきたりかもしれないけれど、彼は亡くなっった後にもこのようなことが起こっているのを見て幸せなのではないかと思う。彼は数分のうちに何千枚ものチケットを売り切れにしてしまうただ一人のパフォーマーだからね。

KW:本当に彼には強い磁力があったわね。

DI:マイケル・ジャクソンが部屋に入ると、人々は狂乱してしまう。その部屋にいた人たちはみんな彼がそこにいたことを話すだろうね。素晴らしいことは、彼が本当に慎ましくあり続けたということだ。

KW:このポートレートで何をやり遂げたい?

DI:このポートレートでは2つのことをしたいと思っているんだ。1番目にはマイケルが絶対に気に入るものにすること、もう1つはファンたちが絶対に気に入るものにすること。

私は実際の制作の計画を立てているところです。私たちはマイケルと親しかった人たちによる委員会を組織して、どのようなポートレートを描くべきかを決める上で助けてもらっているんだ。とても多くの詳細な部分まで考えることがあるよ。たとえば、マイケル1人の肖像にするべきか、誰かを助けている姿であるべきか。可能性は無限だ。私が正式に肖像画を始める前に多くの計画がされる必要があります。この肖像画を描くことができて誇りに思うけれど、私はただの道具に過ぎないと感じているんです。私が技術的に点を肖像画に書く人だけれど、本当にはこれはファンについてのことなんだ。これはファンたちがサポートを表明するための、この一部になる機会なんだ。

KW:肖像画はどこに保管する予定なの?

DI:ネバーランドで何かできないか様子を見ているところだよ。私たちは最初の10個の点が描かれる時にイベントをする計画を立ててはいるけれど、その後、世界中を回ってファンたちが近くでこの肖像画を見ることができるようにしたいと願っているんだ。また、生で点に登録できるライブイベントもしたいと思ってる。さらには肖像画が完成したらコピーを販売してファンたちが自分でその肖像画を持つことができるようにできないか話し合っているよ。

プロジェクトパートナーのジェリー・ビーダーマンはこの肖像画にこのことを伝えて欲しいと言っている:

マイケル・ジャクソンの逝去は、実に私たちがこのことを聞いたときどこにいたかを思い出す瞬間に引き戻します。私はこのことを関連付けることができるのは、ケネディ大統領が暗殺されたときだけです―私はそのとき幼稚園にいました。私はAOLに行ってマイケル・ジャクソンが亡くなったというニュースを見て、ただただショックだったことを覚えています。2時間のうちに、私は電話を手にとってデイビッド・イランにこのことをしてくれなかと頼みました。私たちは以前、オバマ大統領の双方向的な芸術作品で共同制作をしていたのです。

マイケルが亡くなったことが私に衝撃を与えたのは、おそらく、私が実は彼の近所であるカリフォルニア州エンシノで育ったからだと思います。残念なことに、私は彼と会うチャンスはありませんでした。しかし私は他のファン皆さんと同じように彼と繋がっていると感じるのです。

これは将来の世代にインパクトを与えるものです。彼の遺産は生き続けます。この肖像画は何十億というファンが関わることのできる可能性を持っています。私たちは最初の10個の点が彼を個人的に知っていた人たちのために描かれるイベントを計画しています。

これが、あなたにできることです。このウェブサイトについて皆に知らせてください。登録して、出会う全てのMJファンにこのことを広めてください。世界中のファンたちが、なくなることのない愛と支援を唯一無二のアーティストに表す素晴らしい方法と共に、これは必ず歴史的な肖像画となって永遠に残るものとなるでしょう。

さらに詳しい情報、登録には
SupportJacksonPortrait.com
をご覧ください。

マイケル・ジャクソン・ファン・クラブについては
MJfanclub.net

画家デイビッド・イランについては
DavidIlan.com

プロデューサ、著作者ジェリー・ビーダーマンについては
Biedermanowens.com
をご覧ください。

1 件のコメント:

  1. さすがに、インターネットのニュースサイトはフットワークが軽いですね!カトリーナさんもすぐに返事をくれました。

    インタビューの内容もとても良かったので、ぜひ日本の皆さんにも読んでいただきたい思いました。

    「この世界は彼が存在していたというだけで、既により良い場所である」

    本当ですよ・・・本当に・・・。

    デイビッドさんも謙遜な人だなあ。こういう人にマイケルの肖像画を描いてもらえるのは嬉しいな。しかし何十億のファンって・・・世界人口の何分の一単位じゃないか・・・。

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